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2024.6.2 07:00ゴー宣道場

コロナ回想録―マスクの強制圧力がすご過ぎ―

コロナ回想録―マスクの強制圧力がすご過ぎ― byともピー

 

コロナ騒動真っ最中の2021年の春の晴れた日に、まだ歩けるようになって間もない当時1歳だった娘と公園へ散歩に出かけた。

この頃は外を歩いている人でもほとんどがマスクをしていて、マスクをしていない人を見つけて着用をするよう注意、強要してくるマスク警察のこともすでに話題になっていた。

その日、あごマスクで娘と油断しっぱなしで公園を歩いていたわけだが、真正面からこちらを見ながらツカツカと向かってくるおばさんが現れたのだ。もちろんおばさんはマスクをガッチリしていてその表情はよくわからなかったが、とうとうマスク警察と対峙する時が来たか……と思い、頭の中のデータベースから情報をダウンロードして何か言われたら瞬時に100言返してやるわと臨戦体制に入った。

そして立ちはだかったおばさんが言ったことは何か?

「あの〜このペットボトルの蓋、硬くて開かないんだけど開けられる?」

ミネラルウォーターのペットボトルを差し出してそう言われてズッコケてしまった。

同時にホッとしたが何故に公園にいる人々の中で自分を選んでペットボトルの蓋を開けさせようとしたのかはわからなかった。

ペットボトルを手にとって、蓋が意外と硬くて開かなかったらどうしようかと無駄にプレッシャーを感じてしまったが、難なく開けることができた。マスク警察だと思って警戒したのは、ただ握力の弱った普通のおばさんだったわけだがそんな不信感を抱かなければならない状況もおかしいと思った。

時は少し流れて2023年の2月中旬、仕事の都合で福岡へ行くために羽田空港へ来ていた。たまの遠方への出張でテンションは少し上がり気味。

各空港でもマスク着用については個人の判断に委ねるという話が出てきていた頃で、自分はマスク強要の雰囲気のあまりのアホらしさにその頃は満員電車でもノーマスクで羽田空港でもノーマスクのまま。そして搭乗の時間が近づいたので搭乗ゲートに行って搭乗券のQRコードをかざそうとした時に、ゲート前に立っていたCA(キャビンアテンダント)の方から声をかけられた。

「マスクはお持ちですか?マスクをお願いします。」

「あれ?航空会社各社からマスクは任意ということをテレビとかで報道していたと思うのだけど?」

「マスクできませんか?」

「いや〜マスク必要ですかね?」

そうしたら、そのCAの方がちょと離れた場所にいる別のCAにむかって

「はい、マスクできないそうで〜す!」

急に「生一丁入りました〜!」の居酒屋店員さんのノリで叫び出したのにちょっとびっくりして、さすがに自分のせいで飛行機の出発が遅れるのはまずいので「ああ、マスクしますします!」と言ってカバンの中から予備のマスクを探し出して乗り込むためにマスクをしたということがあった…なかなか甘酸っぱい思い出だ。

空港でもマスク着用が自由になるのは、あくまで3月14日以降とのことだった。

日本においてマスクは法的に着用しなければならないことになったことは一度もなかった。しかし世間のマスク圧力が強過ぎて3年間、国民全員がマスクを強要されたような異様な状態となってしまった。

そして、2024年5月。

コロナが5類の感染症としてインフルエンザと同じ扱いになってから1年が経過した。

コンビニでコーヒーを買って店から出て歩道を歩いていた時、フェイスシールドとマスクをガッチリして4車線道路の横断歩道ではない部分を堂々と横切ってくる40代くらいと思われる女性の姿が目に入った。

このような情報量多めの光景を目にした時にスローモーションに映ったりするわけだが、横断歩道ではない部分を渡って自動車にひかれて重傷を被る確率とコロナやインフルエンザに感染して重症化する確率ってどちらが高いのだろうか。

むしろ自動車にひかれる確率の方が高いのではないかと考え込んでしまった。マスクとフェイスシールドなどしていても風邪をひくときはひいてしまう。2022年の夏、マスク着用率99.9%の日本はコロナ感染者数世界一を記録している。

そもそも、感染症はそんなに恐れて警戒しているのに、何故に横断歩道は渡らないのか?

自動車は警戒の対象ではないのか?

フェイスシールドって交通事故も防げる?

横断歩道は密になってウイルスに感染する確率が高くなるからそこは避けている??

それにしてもフェイスシールドというのは、ビジュアル的なインパクトがすごすぎて、そのまま月面着陸もできそうだなと思ってしまう。

世の中には、まだマスクをしている方は意外といて、外すタイミングがわからなくなってしまっている方や外すのが恥ずかしいと感じている方もいると耳にする。

取引先の営業マンなどから打合わせの際に「マスクを外してもいいですか?」と聞かれることがたまにあるが「どうぞ、ご自由にしてください」と笑顔で答えている。

コロナ騒動の真っ最中も今現在も同様にマスクを他人に強要することなど「できない」のだから、自分の判断で外せばよいと思う。

花粉症の時期にくしゃみが出てしまう時や風邪をひいた時などは自分の判断で着用すればよいと思う。軋轢を必要以上に生じさせたくないので医療施設で着用を求められれば着けるし、臨機応変に対応している。

コロナウイルスもインフルエンザウイルスも人類が根絶することはおそらくできないし、その他にもあらゆる雑菌やウイルスが存在している。マスクで感染症が防げると思っている方は一生死ぬまでマスクを着用し続けるのかもしれないが、できれば素顔で笑い合いながら会話したいと思っている。

 

昨日に引き続き、コロナ回想シリーズです。
そういえばうちには、マスクをつけるのがイヤだから言い訳に付けていた「マウスシールド」の買い置きがまだ残ってるんだけど、あれ、どうしよう?
もう一生使うことなんかないだろうし、使いたくもないんだけど、ただ捨てちゃうのもなぜかシャクな気がしてしまうんですが…

 

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